【社交ダンス上達のために】習いすぎないことの大切さとは??
こんにちは。助川ダンス教室の助川太朗です。
現代社会は情報過多の時代と言われています。我々の一日の生活を思い浮かべてみても、スマートフォンやテレビなどはもちろん、移動中の交通機関や歩行中に目に入る看板など、様々なメディアから情報のシャワーを浴びていることが実感できるはずです。
ダンスについても同じで、例えばyoutubeひとつを挙げても一度ダンスと入れて検索したり、動画を視聴すると勝手に似たようなテーマの様々な動画が関連動画として再生候補に上がってきますし、無料で視聴できるレッスン動画もかなりあります。
もちろんある程度経験を積んだ人がステップを研究したり、知識を深めたりするのにそれらの動画が全く無用である、とは思いませんが、ダンスに興味を持ち始めたばかりの人や、習い始めた立ての人にとっては役に立つどころか、むしろ逆効果になってしまうことさえあると思わされることが多々あります。
好奇心が旺盛な方や、向上心の高い方ほど、時にはいわゆる頭でっかちの状態になって、思ったように足も身体も動かせなくなって、結果としてダンスを習うことそのものに疲れてしまったり、難しくて自分にはできないと思い込んだり、挫折してしまうケースが結構あるのです。これはもちろん我々教える側の問題でもあるのですが、せっかくダンスに魅力を感じて、一歩を踏み出した方がそのような状態になってしまうのは、非常に残念なことだと私は思います。
本来ダンスを踊るということは、難しいことではなく、人間の行為の中で、歩行することと同じくらい自然なものであるはずなのです。もしかしたら自転車に乗ることよりもある意味易しいことかもしれません。
私はもう10年以上もの期間、複数の高齢者施設に出張レッスンに行っていますので、80歳を超えた初対面の方と踊る機会が結構多くあります。初対面でお誘いした時に組んだ感覚や、音楽のリズムにのって身体を動かす感じが非常に良いので、以前ダンスは結構踊れていたんですか?と質問してみると、~若い頃にね、ダンスパーティーとかによく行っていたの、でもちゃんと習ったことは一度もないのよ~と仰られる方が非常に多いのです。
そして一曲を踊り終えると~何十年も踊っていなかったけど、意外と踊れるものね~と喜んでくださいます。
その方たちは自分で意識したわけではないと思うのですが、知識を多く習うことよりも、遊びとしてダンスを踊り込むことで、ダンスを踊る感覚を身に付けて行ったのだと思います。そうして身に付けた感覚というものは、本当に一生もので、何十年経っても消えないものだということを身をもって証明してくださっているのです。
一方で学生時代にテストのために急造で覚えた知識を社会人になってから暗記していらっしゃる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
もちろん段階に応じて必要な知識を身に付けて行くことは、上達する上でとても有効なことだと思うのですが、一方で最初の段階で習いすぎないこと、頭でっかちにならないこともまた同じくらい大切なことだと思えてなりません。
実践的にダンスを踊りながら上達して行けるレッスンをご希望の方はぜひ当教室へご相談ください。月に1回の日曜日クラス「初心者の会」や毎週平日夕方の「クレアダンスクラブ」も好評開催中です。
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