ダンスを人生の友達に【成人の日にふと思ったこと】
こんにちは 東京都品川区で創業50年、戸越銀座商店街すぐ近くの社交ダンス教室、助川ダンス教室の助川太朗です。 今日は成人の日でした。成人を迎えることは人生のひとつの大きな節目ですが、そこから先、大人になっても人生は後戻りのできない一方通行の進行で、誰しも年齢を重ねることからは逃れられません。年齢を重ねて行く上でダンスとの付き合い方もまた人それぞれだと思います。例えば同じ80代の方でも考え方はそれぞれで、少し例を挙げてみるだけでも「若い頃からさんざん踊ったので、もう身体が思うように動かなくなったのでダンスはやめた」と仰る方のお話も聞きますし「一方でゴルフなどの他の趣味は引退したけれどダンスだけは続けている」という方「若い頃はチャンスが無かったけれど、やはり一度は踊ってみたいという思いがあり、80歳を過ぎてから意を決して始めた」という方もいらっしゃいます。 どの考え方が正しいということもありませんし、趣味のことなのでご本人の思うようにされるのが一番良いとは思いますが、私自身の願いとしては、せっかく年齢に関わらず何歳まででも踊れるのが社交ダンスなのですから、親友と付き合うようにできるだけ長い時間ダンスとお付き合いいただけたらいいなと思います。 誰しも、いつまでも20代、30代の頃と同じように身体を使って踊ることはできないと思いますが、年齢を重ねればその分踊りに味わいが出ますし、動ける量が少なくなれば、そこから新たな視点が生まれて、今まで気づかなかったことにきっと気がつけるようになると思うのです。 年齢に抗ったり、無理をしすぎることなく、適切に変化しながらいつもその時点の自分にとって一番自然で心地よい踊りを探って行けば、きっと一緒に踊る相手とも心地の良い時間を共有することができるはずです。そうした時間は人生の中でとても豊かな経験になって行くのではないでしょうか。 私どもの教室にはお元気で素敵なダンスを踊られる80代後半や90代の方もいらっしゃいますし、そうした方からふとした時に「あの時ダンスと出会えて良かった、ダンスを続けてきたから今の自分がいる」と仰っていただけると何よりも有難くとても嬉しく感じます。 これからも、ひとりでも多くの方にダンスとの幸せな出会いが生まれ、そしてダンスを人生の良き友にしていただけたら、私としてはそれに勝る喜びはないのです。